ホワイト化支援

●グレー企業からの脱却

ブラック企業に限ったことではありませんが、離職率の高い企業には、社内のどこかに問題があることが考えられます。長時間労働だったり、休みが取れなかったり、賃金が安かったり、ハラスメントがあったり・・・急成長している企業も会社の仕組みが追い付いていない場合に、そのシワ寄せが従業員を苦しめることになるかもしれません。

ブラック企業は、その仕組みから長くは存続できませんが、ブラックとまでは言えないグレーな部分を持っている企業は世の中沢山あります。自社のグレーであることを認識していない経営者もいるのですが、グレーな部分を放置しておけば、いつ世間からブラック企業のレッテルを貼られてしまうかもしれません。ブラック企業の噂は、企業イメージのダウンです。人材は流出し、優秀な人財の確保は困難となり、長時間労働は蔓延し、生産性は低下の一途と、負のスパイラルを転げ落ちてしまうかもしれません。挙句の果てに取引先が離れてしまうと経営が立ち行かなくなってしまいます。

労働力人口の減少の顕著な今日において、必要なのは優秀な人財の確保と社員の定着です。そのためにも企業が今とるべき戦略は、早急にホワイト化を図ることと考えます。ホワイト化することで期待できる効果はたくさんあります。確実に一歩ずつ、上昇スパイラル階段を一緒に昇りましょう。

はじめの一歩は、労務管理のチェックからです。とはいえ、労務管理のセルフチェックは難しく、専門家に頼る方が効果的です。チェックと同時に現状の評価結果をお届けしますので、労務管理上の課題を見つけ、ひとつずつクリアしていけば大丈夫です。

認定社労士と一緒に、「職場環境改善宣言企業」確認シートの２０項目を確認していただき、職場環境改善に一層力を入れることを宣言していただければ、全国社会保険労務士連合がマークを付与し、企業情報サイトに認定企業として掲載されます。

「職場環境改善宣言」を行った上で、「経営労務診断基準」に基づき所定の項目について認定社労士の確認を受けた企業に全国社会保険労務士連合会がマークを付与し、企業情報サイトに実施企業として掲載されます。職場環境改善宣言企業の２０項目のうち、半数以上が適正であることが必要です。そして「経営労務診断確認シート」全５１項目に適合するかのチェックをします。数値基準はありませんので、毎年、確実に適正である項目を増やすよう努力し、そして最終的に「経営労務診断適合企業」となることを目指していきます。

「職場環境改善宣言」を行った上、所定の項目について認定社労士の確認を受け、「経営労務診断基準」に基づき必須５１項目のすべてが適正と認められた企業に、全国社会保険労務士連合会がマークを付与し、企業情報サイトに適合企業であることと、各項目の調査結果が掲載されます。この取り組みにより、従業員にとって働きやすい就業環境となり、企業業績にも良い影響が出ることが考えられますので、取組む価値のあるものと考えます。

求人広告を見た応募者の方の多くが、企業のサイトを閲覧しています。認証マークを掲載することで、労働環境の良さがアピールでき、優秀な人材の獲得につながっていきます。

労務コンプライアンスに取り組む企業として、会社案内や名刺などにマークを貼付することで、企業の信用性向上につながります。

求人広告には画像を貼ることのできる媒体が多くあります。多くの求職者の目にとまり、他社との差別化がはかれます。